今シーズンはV10からV8エンジンへの変更と、予選方式の変更(ノックダウン方式)により大きな変化がありそうです。

○ルノー
アロンソは予選4位ながらもスタート直後に2位まで上がったことによりトップを走るシューマッハに対してより燃料を多く積んでいるアドバンテージを生かし、2回目のピットストップで僅差ながらも先頭に立ってそのまま優勝。
車が良いだけに戦略に余裕が感じられる様子。
ただしフィジケラに起きたトラブルについては若干の不安があるのか??

○フェラーリ
予選は1-2を達成するものの、マッサが序盤アロンソを追いかける所でスピン→ピットに入れればタイヤ交換でミス発生→最後尾転落となってしまい、集中力が切れたのか終わってみれば入賞外の9位に。
一方のシューマッハの方は終盤までトップを走るものの、予選の第3ピリオドで1週分の燃料バックがなかったせいで早めのピットインを強いられ2回目のピットインでアロンソに前に行かれてしまいそのまま2位に。
しかしながら今日はどっちが勝ってもおかしくない展開でフェラーリの復活を印象付けられました。
マッサのスピンに関してはブレーキトラブルの可能性ありとして調査中との事。
ミハエルは今回65回目のポールポジションで、セナの最高記録に並びました。

○マクラーレン
予選でのサスペンション破損により最後尾スタートのライコネンがピット1回作戦を敢行し見事3位に…てか、マクラーレン速過ぎ、今年もトラブルに泣く展開か??
モントーヤは決勝前から訴えていたエンジンの不調が本当だったらしくイマイチの結果に。
チーム側もエンジントラブルの可能性を認め調査中との事、とはいえこのエンジンでマレーシアも走らないといけないのは辛いかな。

○ホンダ
開幕直前のバーレーンテストでは好調だったものの、バトンは去年後半と同様にトップ争いからちょっと離れた所を淡々と走っていた模様。
3位表彰台を狙うのが精一杯なのか??
バリチェロの方は終始トラブルがあったようで15位に。

○ウイリアムズ
やはりコスワースV8は速かった。2台入賞でニコ・ロズベルグはファステストラップも記録。
今後の開発ペースに不安があるものの序盤戦で稼げるか?

○レッドブル
こちらの車もなかなか早いです。
クルサードはフィニッシュ後にエンジンブローのため、次戦予選10グリッド降格のペナルティです。(T T)

○トロロッソ
今シーズン唯一のV10エンジンを使うトロさん。
回転数制限付きとはいえやはり速いらしく11位と13位に。
しかも途中他の車をオーバーテイクもしていたし…
とりあえずV10の制限強化の予定はないようなので台風の目に。(中段グループのね)

○BMW
エンジンどっかーん。
そろそろ自分たちのエンジンがベストでないことに気づいてほしいものです。

○トヨタ
今シーズンの「やっちゃったー」グランプリを受賞しました。
とにかく車が遅い、予選でのタイヤ選択も悪い、壊れないだけが取り得、というわけで一昨年に逆戻りです。
開幕3戦で優勝する、宣言も今となっては虚しいです。

○ミッドランド
今シーズンは結構やる気になっているものの、ライバルのトロロッソがV10パワーのため置いてきぼりに。
スーパーアグリが追いつくのを待つくらいか。

○スーパーアグリ
琢磨は給油機の故障で6回もピットインする羽目になりましたが無事完走。
テレビ中継の「奇跡の完走!」騒ぎは大袈裟としても開幕戦の結果としては上出来かと思われます。
しかしすぐに次のハードルが上がっていきます、とにかくミッドランドを追い掛け回すのが次の目標。


1位 F.アロンソ(ルノー)
2位 M.シューマッハ(フェラーリ)
3位 K.ライコネン(マクラーレン)
4位 J.バトン(ホンダ)
5位 J.モントーヤ(マクラーレン)
6位 M.ウェバー(ウイリアムズ)
7位 N.ロズベルグ(ウイリアムズ)
8位 C.クリエン(レッドブル)
9位 F.マッサ(フェラーリ)
10位 D.クルサード(レッドブル)
11位 V.リウッツィ(トロロッソ)
12位 N.ハイドフェルド(BMW)
13位 S.スピード(トロロッソ)
14位 R.シューマッハ(トヨタ)
15位 R.バリチェロ(ホンダ)
16位 J.トゥルーリ(トヨタ)
17位 T.モンテイロ(ミッドランド)
18位 佐藤琢磨(スーパーアグリ)
以下リタイア
19位 井出有治(スーパーアグリ) メカニカル
20位 J.ビルヌーブ(BMW) エンジン
21位 G.フィジケラ(ルノー) 油圧
22位 C.アルバース(ミッドランド) ドライブシャフト